1. Home

サービス部品表 (SBOM)

サービス部品表 (SBOM) またはサービスBOMは、サービスが可能、またはサービスに影響を与える資産の部品の管理ビューです。

サービス部品表 (SBOM) とは何か

サービスBOMは、OEMのサービスに関連する内容を定義した一連の情報とともに、製品を中立的に表現したものです。資産の特定のインスタンスを表す物理BOMとサービスBOMを緊密に結合すると、物理資産構成をその製品寿命全体にわたって正確に可視化できます。この可視化は、納入後の製品が運用期間中にサービスとサポートを調整する サービス・ライフサイクル管理 (SLM) にとって重要です。

ほとんどすべてのメーカーは最近まで、現在のサービスBOMと比べてほんの一部の情報しかサービスBOMに取り込んでいませんでした。関連情報は、接続されていない部品カタログ、またはエンタープライズ・リソース・プランニング (ERP) システム内の部品表に保存されていました。これらの情報源は、進行中の変更プロセスと直接リンクされていないため、多くの場合、取り込まれているデータと現場での保守状態 (As-Maintained) の資産との間に不一致が生じます。統合型のサービスBOMはエンジニアリング定義に直接リンクすることで、こうした問題を克服し、追跡や保守する必要がある部品を明確かつ正確に理解できます。

サービス・ライフサイクル管理システムによって管理される統合型のサービスBOMは、エンタープライズ資産管理 (EAM) システムへの入力としても機能します。サービスBOMと、サービスBOMに含まれるコンポーネントの保守手順を記載したサービス計画の組み合わせにより、作業指示書の生成に必要なデータがEAMに提供されます。作業指示が実行されると、そのサービス作業で生成された情報にSLMシステムからアクセスできるようになります。このように、サービスBOMはSLMとEAM間のデジタル・スレッドに不可欠な要素です。

関連製品: Teamcenter | Opcenter

service-BOM-640x360

利点を理解する

必要とされる基本的なサービスデータがまとめられたサービスBOMによって、メーカーやサービス組織のサービス戦略における下流の効率と品質が改善します。

部署間のコラボレーションを改善

サービスBOMデータを下流の部署と共有して、正確なサービス計画と実行を実現します。

効率化を促進

自動化されたプロセスにより、エンジニアリングBOMからSBOMを作成、調整でき、やり直しが不要になります。

在庫コストの削減

サービス計画の改善により、予備部品と代替部品を正確に計画し、不要な部品の在庫保持を最小限に抑えます。

サービス部品表ソフトウェアの仕組み

サービス・ライフサイクル管理システムによるサービスBOM管理は、次の目的で使用できます。

  • サービスにとって重要な特性を追加で定義する
  • 購入アセンブリの定義を拡張して、必要なサービス可能アイテムを含める
  • 保守サービスとして販売されるルースパーツを収集および管理するためのサービスキットを定義する
  • サービス・アセンブリを作成および管理して、より効率的な資産の保守性を実現する
  • サービスタスクの実行に必要となる可能性のあるサービス固有のアイテムを定義する
  • 定義された構成内で互換性のあるアップグレードを管理する
  • インタラクティブ3Dを含む、さまざまな形式で統合パーツカタログを生成する

サービス部品表関連製品の詳細を見る

無償評価版を試す

Teamcenter Assembly Plannerの画面キャプチャ

サービス・ライフサイクル管理

Teamcenterサービス・ライフサイクル管理は、資産の稼働時間の最大化、修理の初回完了率の向上、資産寿命の延長、ターンアラウンド・タイムの短縮、在庫コストの最小化などのメリットをもたらし、最終的に顧客満足度を高めます。

詳細情報

サービス・ライフサイクルに関するブログ

サービス・ライフサイクル管理により、より大きな顧客価値をもたらします。

サービス・ライフサイクル・ソフトウェア

効率的なサービス・エンジニアリングで、収益を向上させます。